普段の生活の中でゴムは欠かせないもので、触れる機会が多いと思います。
それでは今身近にあるゴムは本当にゴムなのでしょうか?
もしかしたらそれはゴムのような性質を持ったプラスチックかも知れません。
ゴムの特徴として弾んだり伸び縮みする特性がありますが、実はプラスチックでも熱可塑性エラストマー(以下、TPE)と呼ばれる弾んだり伸び縮みする特性を持った材料があります。
こうしたTPEはシャープペンシルの滑り止めやスマホケースといったものに広く使用されています。
ではゴムとTPEとの違いは何でしょうか?
それは、熱可塑性か熱硬化性という特性の違いです。熱可塑性はチョコレート、熱硬化性はクッキーのような特性であり、熱を入れると溶けてしまうTPEと逆に硬くなるゴム(熱硬化性)ということになります。
※熱可塑性と熱硬化性について詳しくは後日ご説明いたします。
この違いによって次のような差が出てきます。
ゴムは熱と圧力をかけることで様々な高い物性を発揮する材料です。
この物性を発揮する理由はゴムの架橋(加硫)現象によるものなのですが、詳しくはまた後日ご説明いたします。
しかしその代わりにTPEより重く、溶かして再利用することが難しいという弱点もあります。
製品により優れた物性を持たせたいとご希望の際は、ゴムを一度ご検討頂けると幸いです。
より詳しい情報は弊社ホームページをご覧ください。
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