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2024年2月15日木曜日

町工場見本市で展示します!

中野製作所スタッフです。


弊社がある葛飾区では、

東京理科大学とものづくり企業による産学公連携により

『トレーニングマシーン』の開発を進めていました。

中野製作所も参加しておりました。

ついに完成しました!!


ものづくり企業4社がそれぞれの得意分野を担当し

大学の教授が開発したトレーニング装置を形にしました。

2月15日、16日東京国際フォーラムにて開催されている

町工場見本市にて展示しております。



皆様ぜひ会場で実際に見て触れていただければと思います。

会場でお待ちしております。


2024年1月11日木曜日

大掃除しました!

明けましておめでとうございます。 

中野製作所スタッフです。


中野製作所では年末最終日、大掃除を行いました。

今使用している機械はなかなかの年代物ばかりです。
今でも現役で活躍している中製にはなくてはならないものばかりです。
毎日の点検、使用後の清掃はもちろんですが、
一年の終わりに感謝の気持ちを込めて丁寧に掃除します。


機械一台づつ清掃します。


移動できるものは移動し隅々まで

 
機械の裏側も潜り込んで掃除します。


新年はピカピカに磨いた機械で新たな気持ちで作業します。

どんなに丁寧に扱っていても、日々の点検を行っていても
やはり年代物の機械であることには変わりなく、
故障が起こることも多々ありまして・・・

毎日行う始業前点検での動作確認等が必須です。
ベテランの作業者の方々は、
『毎日ご機嫌を伺いうまく付き合っているんだ』
と笑いながら話してくれました。

そんな中野製作所ですが、本年もよろしくお願いいたします。









2023年11月1日水曜日

『新技術創出交流会2023』に出展いたしました!

 中野製作所スタッフです。

 
東京都中小企業振興公社様が主催された
ものづくり都内中小企業の展示会「新技術創出交流会2023」に
今年も出展いたしました。

会場は昨年と同様に八王子の
多摩産業交流センター 東京たま未来メッセ
にて開催されました。




弊社のブースでは異素材接着技術をコンセプトに
『Radicalock』『AKI-lock』『DLAMP』を展示させていただきました。
ご来場いただいたお客様には、サンプルを手にしていただき
ご好評をいただきました。



弊社ブースへお立ち寄りくださった皆様
ご来場いただき誠にありがとうございました。
盛況の内に閉会することができました。

『Radicalock』『AKI-lock』『DLAMP』の魅力をお伝え出来たでしょうか?
異素材接着技術に興味を持っていただけたら幸いです。

展示内容について詳しく知りたい方や
その他既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、
お問い合わせはこちらのお問い合わせフォームまで宜しくお願い致します。

2023年10月5日木曜日

避難訓練実施しました!

 中野製作所 スタッフです。

9月1日は『防災の日』です。

みなさんは避難訓練されましたか?


中野製作所では9月6日に避難訓練実施しました!

今年は社内の避難経路・消火器位置と使用方法の

確認を行いました。


まずは経路の確認です。

工場の中心から現場の皆さんを誘導します。


途中、通路の確認も怠りません!




出入口まで安全を確認しながら進みます。


経路の次は消火器の確認です。


今年の初めに消火器を新しく交換しました。

使用期限も、使い方もみんなで確認しました!


工場内はいろいろな工具や機械があります。

災害時にはそれらが倒れたり、散らばったり.....

スムーズに避難が出来なくなる可能性があります。

日頃から整理整頓を心がけ、

『もしも....』に備えて置く事が大事ですね。




2023年8月30日水曜日

新規導入いたしました❕❕

こんにちは

毎日『暑い💦』しか言葉が出てこない........

中野製作所 スタッフです。


弊社では新しい機器を導入いたしました❗❗

今回は導入した機械を紹介します。

まずは『レーザーマーカー』です。 

対象物にレーザー光を照射し表面を酸化、剥離、発色などにより

状態を変化させ印字やマーキングする器械です。

金属、樹脂の表面に印字

金属の表面処理

フィルムの切り抜き、ハーフカット

樹脂の溶着

などなど

使用用途は多岐に亘ります。

例えばこんな感じにサクッと印字できちゃいます❗


メリットとしては

              ・小ロット、多品種に対応可能

              ・非接触加工

              ・細かい複雑加工が可能 

などが挙げられます。


そして『画像寸法測定器』です。

弊社では製品の寸法測定に

ノギス、投影機、シクネスゲージ、測長器を使用しています。

どうしても測定者によって測定値にバラツキがでたり、

測定自体が難しい箇所もでてきます。

この画像寸法測定器を使用すれば

              ・高精度な測定

              ・だれでもバラツキなく測定

              ・素早い測定で生産性向上

などのメリットがあります❗


弊社では新しい技術で幅広い製造・加工要求に

お答えできるよう常に成長し続けます。

そしてお客様のご要望に柔軟に対応

そしてご提案をいたします。

もしご興味がございましたらまずはお気軽にお問合せ下さい


下記URL内のお問合せフォームにて

ご連絡いただけると幸いです。

https://z103.secure.ne.jp/~z103041/contact/index.html




2023年8月7日月曜日

内部監査実施しました❕❕

 中野製作所 スタッフです。

毎日うだるような暑さが続いていますね💦


そんな中、中野製作所では内部監査を実施しました。

弊社では、ISO9001、ISO14001に基づき

毎年7月に内部監査を実施しています。

今年は製品1点を抜き取り、その製造工程に沿って監査を実施しました。

『受注 ⇒ 成形 ⇒ 加工 ⇒ 検査』

という風に上流から下流へと進めます。

各工程できちんと手順に基づいているか

社内ルールに沿って行われているか

などなど、工程ごとに実際の製造現場を監査します。



その場で製品を確認しながら手順通りに作業を行っているか、

記録類は取っているかを確認していきます。



少しでも違う点や、疑問点があればその場で指摘をします。

弊社は知識も経験も豊富な作業者の方々ばかりです。

だからこそ、手順やルールが疎かになってりまうことがあります。

内部監査は、作業者の方々に手順、社内ルールの再確認を

していただくのに有効な手段だと思っています。

良い面、悪い面、活動内容も記載することで作業効率や

品質向上に繋げていけたらと........

さらなる発展へ繋げられるのではないかと考えています。


そんな中野製作所のISO情報は次のURLをご覧ください。http://www.nakasei.co.jp/profile/iso14001.shtml


また、ご興味ご関心がございましたら

お気軽に以下URL内のお問合せフォームにて

ご連絡いただけると幸いです。

https://z103.secure.ne.jp/~z103041/contact/index.html




2023年6月28日水曜日

機械要素技術展に出展しました❕❕


中野製作所 スタッフです。

暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしですか❓


さて、6月21日~23日の三日間、東京ビックサイトにて
『機械要素技術展』が開催されました。
弊社はダイセルミライズ様ブース、葛飾区ブース
2ブースに出展いたしました。










大盛況のうちに三日間を終えることができました。
弊社ブースへお立ち寄りくださった皆様
ご来場いただき誠にありがとうございました。



展示内容について詳しく知りたい方や
その他既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、
お問い合わせはこちらのお問い合わせフォームまで❗❗

よろしくお願いいたします。



2023年5月30日火曜日

機械要素技術展に出展いたします!



中野製作所スタッフです。 

来月6月21日~23日に開催される

機械要素技術展へ参加することとなりました。




初の試みとして

ダイセルミライズ様ブースと葛飾区ブース

2ブースに出展いたします。


ダイセルミライズ様のブースでは

ゴムと樹脂を結合させる技術ラジカロックを中心に展示を行います。


葛飾区のブースでは

ゴムローラを中心に展示を行います。

両ブースにて弊社は

サンプルの展示ならびに説明員として参加いたします。


直接サンプルを手にする機会に恵まれなかった近年

是非お気軽にお立ち寄りいただけると幸いです。


展示ブースにてお待ちしております。


よろしくお願いいたします。

2022年11月1日火曜日

新技術創出交流会2022へ出展いたしました!

 お世話になっております。
中野製作所スタッフです。
 
10月26日・27日の二日間にて
ものづくり都内中小企業のリアル展示会
「新技術創出交流会2022」では
弊社ブースへお立ち寄りくださり誠にありがとうございました。
東京都中小企業振興公社様が主催され
会場は八王子の
多摩産業交流センター 東京たま未来メッセ
にて開催されました。
今年10月に建物が完成したばかりとあって
天井が高く開放感がある会場でした。


弊社はゴム×樹脂複合化技術Radicalock中心に展示いたしました。

Radicalockの魅力が少しでもお伝え出来たでしょうか?


ご遠方からお越しのお客様もお立ち寄りくださり
盛況の内に閉会することができました。
ご来場いただき誠にありがとうございました。


展示会は閉会してしまいましたが、
展示内容について詳しく知りたい方や
その他既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、
お問い合わせはこちらのお問い合わせフォームまで宜しくお願い致します。

2022年10月5日水曜日

ISO9001 ISO14001維持審査を実施しました!

 お世話になっております。

中野製作所スタッフです。


先日弊社ではISO維持審査を実施いたしました。

弊社が取得している規格は

ISO9001:2015とISO14001:2015となります。

外部機関より審査員の方を招き

東京と長崎2サイトを2日間にわたり

審査いただきました。



弊社では品質と環境に対するマネジメントを徹底しております。

維持審査は、この活動内容を審査員の方にご説明し

フィードバックをいただける機会として活用しております。


今回ご助言いただいた一例としては

「”ペーパーレス化”等の活動を良い環境側面として記載するとなお良い」

といったお言葉を頂戴しました。


お言葉を受けて

良い面、活動内容も環境側面へ記載することで

弊社のアピールポイントを明確化しつつ、

乗り越えるべき課題を資料内に顕在化させ

更なる発展へ繋げられるのではないかと考えました。


普段の積み重ねが品質の向上、

業務効率や環境負荷低減につながることを

改めて感じる2日間となりました。



弊社のISO情報は次のURLをご覧ください。

http://www.nakasei.co.jp/profile/iso14001.shtml


また、ご興味ご関心ございましたら

お気軽に以下URL内のお問い合わせフォームにて

ご連絡いただけると幸いです。

https://z103.secure.ne.jp/~z103041/contact/index.html



以上、宜しくお願い致します。


2022年9月6日火曜日

避難訓練行いました!

 お世話になっております。

中野製作所スタッフです。


9月1日といえば防災の日。

当日は避難訓練を行いました。


まだまだコロナ禍ということで

災害時に避難誘導を行うマネージャーと

実行委員による少人数での実施となりました。


弊社の避難所は近隣にある細田小学校。


細田小学校は洪水緊急避難建物でもあります。


訓練では徒歩で避難所までのルートを実際に確認しました。

避難経路は高い外壁もなく見通しが良いため

安全に避難できることを確認しました。


また、災害時に起こりうる「もしも」を

話しながら避難しました。

「ヘルメット等保護具で身を守ると安全性が向上」のポーズ

「避難中は高所からの落下物に注意」のポーズ

いつ何時災害が起こると限らないということを意識して

日頃の備えを万全にしたいと思います。



実はこの記事を書く直前に

消火器の期限を点検したところ

2022年度末までのものが多数!!

早速交換することにしました。

皆様も日頃の管理を忘れずにお気を付けください。



以上、宜しくお願い致します。

2022年6月29日水曜日

初級ゴム技術研修受講記録まとめ


お世話になっております。中野製作所スタッフです。
2022年5月9日から6月29日にて
外部機関主催の初級ゴム技術研修会を
受講させて頂きました。
コラム内に掲載した受講記録#1~8を以下にまとめます。









以上となります。

2ヶ月間の講義はどの講義も
ゴム技術者として貴重で重要な知識であり
体験と合わせて修得することができた研修でした。

ゴム技術者のスタートラインにやっと立てたと捉え
今後も幅広い知識・経験を得ていくよう精進いたします。

以上、宜しくお願い致します。

 

初級ゴム技術研修会 受講記録#8

    

お世話になっております。中野製作所スタッフです。
5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を
受講させて頂いております。
本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。
#8では第二十二回目~第二十三回目の講義内容について記述いたします。


第二十二回目 6月27日受講科目:化学分析実習3回目

FT-IR(顕微鏡フーリエ変換赤外線分光光度計)、
DSC(示差走査熱量計)、
SEM-EDX(走査型電子顕微鏡-エネルギー分散型X線分光装置)、
EPMA(電子線マイクロアナライザー)
を用いた機器分析について
実際の分析作業を解説いただきながら作業を見学いたしました。

これらを用いることでゴム表面に現れた物質の特定、
加硫不足の有無、
オゾンクラックの状況などを調べることができます。

試験に必要な試料は薬さじ一杯にも満たない量で測定されてました。
機械の精度が高いことはさることながら
不要分を除去し、より微細量での測定により
ピンポイントな分析を可能にしているのだと思いました。

第二十三回目 6月29日受講科目:修了式

2ヶ月にわたる講義を終え
無事修了証ならびに皆勤賞を頂戴いたしました。

最終日にはこれまで共に受講してきた仲間や
講義いただいた先生方と2ヶ月間の思い出とともに交流を深めました。
修了証を受け取ることで今後のゴム業界に挑んでいく技術者としての
スタートラインにやっと立てたという想いがわいてきました。

受講期間中は業務を調整いただいたり
会場へ向かう前には暖かく送り出していただいたりと
社内の先輩方にご協力いただきました。

また、講義いただいた先生方、
共に受講した仲間にも支えて頂いたことで
最期までやり遂げることができました。

2ヶ月間本当にありがとうございました。


シリーズで続けてまいりました受講記録も#8で終了となります。
今後はまたゴム技術者としてコラム記事を更新いたします。
本コラムを引き続きご覧いただけると幸いです。


宜しくお願い致します。

2022年6月27日月曜日

初級ゴム技術研修会 受講記録#7

   

お世話になっております。中野製作所スタッフです。
5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を
受講させて頂いております。
本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。
#7では第十九回目~第二十一回目までの講義内容について記述いたします。



第十九回目 6月20日受講科目:加工試験実習3回目

前回行った密閉式混練機とオープンロールでの練りで
製品のどこに違いが出るのか確認を行いました。
また、番外編として樹脂製品の射出成型の方法を見学しました。

ムーニー粘度という原料ゴムの加工性を評価する指標では
ロールで練った方が2ポイント低い数値となりました。
一般にロールの方がせんだん力がかかるため
ムーニー粘度が下がる傾向にあるそうです。
ただ今回はロールは私が指導を受けながら練ったので、
より長い時間練ってしまったためなのかと思っています。

またカーボンブラックの分散性を比較すると
密閉式混練機とオープンロールでの差は小さかったです。
こちらも一般にはオープンロールの方が分散性が高いそうです。
初心者には難しいということが数値でも現れた気がします。


第二十回目 6月22日受講科目:化学分析実習1回目

未知のゴムがあった時、これを定性する方法を実習しました。

ゴムは種類に応じて酸にいれたり燃やしたりした際に特徴が見られます。
例えばNRは熱硝酸に分解しますがフッ素ゴムは分解しません。
また燃焼するとNRは自燃性が見られ特有の臭いがありますが
フッ素ゴムにはそれが見られません。

こういった特性を一つ一つフローチャートのように確認していくと
例え未知のゴムだとしても特定が可能なのだそうです。


第二十一回目 6月24日受講科目:化学分析実習2回目

化学分析の2回目は未知のゴムに使用されている薬剤を
調べる方法について実習しました。

ゴムに使用されている薬剤を調査するには
溶剤の抽出、抽出後残分、
ゴム、カーボン、灰分
と段階に分けて分解し、分解したそれぞれを測定していくことで
少しずつゴムの構成を突き止めるのだそうです。

機械によって得意な試料があり
順を追って手分析を行って検討をたて
詳細を複数の機械を組み合わせ調べると
知りたい情報を導けるのだと学習しました。


以上、引き続き講義は継続いたします。
また次回も記録を記述したいと思います。

宜しくお願い致します。

2022年6月26日日曜日

航空・宇宙機器開発展 来場の御礼

  

お世話になります。中野製作所スタッフです。
6月22日~24日に開催された航空・宇宙機器開発展
弊社ブースへお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
お陰様で好評のうちに閉会することができました。


ダイセルミライズ様ブース内にて共同出展させていただき
ゴム×異素材の複合化技術3種、
「Radicalock」「AKI-LOCK®」「DLAMP®」を用いた
結合3兄弟をテーマに展示いたしました。

開催期間中は多くのお客様にサンプルを直接手に取って
ご覧いただいた貴重な機会となりました。
お立ち寄りいただきありがとうございました。

展示会は閉会してしまいましたが、
展示内容についてまた詳しく知りたい方や
その他既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、
お問い合わせはこちらのフォームまで宜しくお願い致します。

展示会詳細

出展場所:東4ホール 25-24

ブース企業:ダイセルミライズ(株)

共同出展:大成プラス(株)、ダイセルミライズ(株)、タキロンシーアイシビル(株)、(株)日本製鋼所、(株)ファインディバイス、ポリプラエボニック(株) (50音順、敬称略)


以上、宜しくお願い致します。

2022年6月19日日曜日

初級ゴム技術研修会 受講記録#6

  

お世話になっております。中野製作所スタッフです。
5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を
受講させて頂いております。
本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。
#6では第十六回目~第十八回目までの講義内容について記述いたします。


第十六回目 6月13日受講科目:物性試験実習6回目

低温試験、耐候性試験、電気試験を複数種類のゴム種で行いました。

やはりゴム種ごとに環境の違いで出てくる数値が異なりました。
特にニトリルゴムは油での劣化は少なかったのですが
低温では硬化が進みゴムらしさが失われていました。
使用する環境に応じたゴム種の選定もしくは配合が
重要であることを学びました。

第十七回目 6月15日受講科目:加工試験実習1回目

今回より加工試験の実習が始まりました。
密閉式混練機を用いたゴムの混練り工程を見学しました。

混練作業を進めると狙いの配合量に対し少し量が減少していました。
粉状である薬剤が機械の隙間に入り込みその分減少したとのことでした。
容器に少し残った薬剤や手や機械に付着した薬剤の量なんて
微小なものだと思っていましたが、
大変繊細な作業で驚きました。

第十八回目 6月17日受講科目:加工試験実習2回目
前回より引き続きゴムの混練り工程を行いました。
今回はロール機を用いて実際に練りを行いました。

材料ははじめ硬く、練りを繰り返すことで段々と柔らかくなってきました。
二つのロールで攪拌されるベースポリマーに薬剤を少しずつ加えていきます。
少しずつ入れないと薬剤が入り込まず攪拌が出来ないまま
ロールの下へ落ちてしまいました。
無駄が発生しないためには少しずつ入れないとなりませんが
早く練り上げないとならない現場工程を考えると
大変難しい工程であることを体感しました。

また、ロールに巻き付いたゴムにナイフを入れ
縦横向きを変え再度巻き付ける「切り返し」
という作業も体験しました。
今回柔らかい天然ゴムで作業をしましたが、
切りにくい材料や量が増え重たくなると
難しくなるだろうと想像できました。
本当に職人技だなと実感しました。

以上、引き続き講義は継続いたします。
また次回も記録を記述したいと思います。

宜しくお願い致します。

2022年6月13日月曜日

初級ゴム技術研修会 受講記録#5

 

お世話になっております。中野製作所スタッフです。
5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を
受講させて頂いております。
本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。
#5では第十三回目~第十五回目までの講義内容について記述いたします。


第十三回目 6月6日受講科目:物性試験実習3回目

今週は前回より引き続き物性試験を行いました。
この日は耐油試験とオゾン劣化試験、老化試験の測定を実施しました。

ゴム種ごとに油やオゾン、熱老化といった環境の違いで劣化の仕方が異なり、
劣化したサンプルで硬度や引張試験を行うとその違いが顕著に現れました。
今回行った試験は環境促進試験でしたが、
これがお客様の使用環境下でも徐々に劣化が起きていると考えると
現象を理解することは大変重要であると思いました。

第十四回目 6月8日受講科目:物性試験実習4回目

十三回目から更に二日間環境負荷を追加した際の物性評価と
圧縮永久ひずみ試験を行いました。

より劣化が促進されたゴム
劣化状態が前回同等のゴム
劣化しないゴム
今回初めて劣化状態が確認されたゴム

以上のパターンが見られました。
これまで問題なかったのにある閾値を超えた瞬間
急激に劣化が見られるといった現象も
ゴムでは起こりうるのだと学びました。

第十五回目 6月10日受講科目:物性試験実習5回目
今回は反発弾性試験、摩耗試験、屈曲試験を行いました。

摩耗試験に関して、ウイリアムス摩耗やアクロン摩耗、DIN摩耗試験といった
様々な種類の摩耗試験機を見せて頂きました。

それぞれの削れ量やゴムへの負荷の入り方が全く異なり、
ただ摩耗を見たいだけでなく、現象や目的にあった試験方法の選定が
必要であると体感しました。


以上、引き続き講義は継続いたします。
また次回も記録を記述したいと思います。

宜しくお願い致します。

2022年6月5日日曜日

初級ゴム技術研修会 受講記録#4


お世話になっております。中野製作所スタッフです。
5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を
受講させて頂いております。
本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。
#4では第十回目~第十二回目までの講義内容について記述いたします。


第十回目 5月30日受講科目:ゴム・プラスチックの劣化と事故原因調査手法

ゴムの使用環境における劣化因子と、その原因調査方法や機材について
事例を用いながら解説頂きました。

事例はNBRを用いたOリングの裂けについて解説頂きました。
特定した真因は加硫不足によりOリングの強度が不足、
破損につながったという内容でした。
多方面の解析と仮定に対し結果を検証することを繰り返すことが
確実な検証につながるということを学びました。


第十一回目 6月1日受講科目:物性試験実習1回目

今回から少人数班で実際にゴムを体感し学ぶ実習が始まりました。
十一回目では次回以降使用のサンプルを各種材料ゴムの板材から
試験用形状に抜く作業と硬度や厚みの測定を行いました。

試験用形状は対象となるJIS試験の目的に合わせ規格が決まっており
ダンベル形状だけでも大小さまざま、
他にもアングル形といった形状もありました。

ゴムの厚み測定をする際、中央値を代表値とすることを学びました。
中央値は測定した値を大小で並べたとき真ん中となる数字で
ゴムの場合、変形等によるばらつき(外れ値)を除外するために
平均値を取るのでなく、中央値をとる方がデータ精度が上がるのだそうです。
今後社内データをまとめる際も中央値をとるのか平均値をとるのか
考えて進めたいと思います。

第十二回目 6月3日受講科目:物性試験実習2回目
十一回目で用意した試験サンプルを用い、引張・引裂き試験、
油とオゾンの劣化促進試験機投入を行いました。
油とオゾンの確認は十三回目に行います。

NRやEPDM等複数材料で引張・引裂き試験を実施したのですが
多少の誤差はあっても材料毎に同じ傾向が見られることがわかりました。
(シリコーンは引裂きが早く見られる等)
材料の選定を誤ると物性に大きな差が生じ製品へ多大な影響を及ぼすことを
見て体感することができました。


以上、引き続き講義は継続いたします。
また次回も記録を記述したいと思います。

宜しくお願い致します。

2022年5月29日日曜日

初級ゴム技術研修会 受講記録#3


 お世話になっております。中野製作所スタッフです。
5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を
受講させて頂いております。
本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。
#3では第七回目~第九回目までの講義内容について記述いたします。

 

第七回目 5月23日受講科目:ゴムの基本特性(ゴム弾性など)

ゴムの基本特性にあるゴム弾性をつくるメカニズムについて
ポリマーの動きや架橋現象、ガラス転移温度の
解説を交えながら紹介いただきました。

ゴムは分子単位で鎖で結びつくことで液体であった原料ゴムを
固体のようにつなぎとめているということを理解しました。
またその弾性を有するためにはガラス転移温度が
室温より十分低い必要があるのだと理解しました。

第八回目 5月25日受講科目:ゴム試験法(JIS物性試験、JIS外試験)
ゴムの硬さや引張、老化、浸せきなどについて、
またJIS規定外の物性を測定する方法を紹介いただきました。

JIS規格内の試験を行うことで
数多の他製品と同条件で測定する方法を学びました。
そのためJIS規格は品質管理向きが多く、
実用性評価用には手法のアレンジが必要であることを学びました。
(例えば動的粘弾性試験機等を用いて温度依存性の比較する等)

試験を行う際は目的からぶれないように
事前の計画を重視して行うべきだと感じました。

第九回目 5月27日受講科目:ゴム試験法(化学分析試験、異物解析)
ゴムの組成を分析する方法と機材、
ならびに異物混入時に異物が何か調査する方法を紹介いただきました。

ゴムの化学分析は、ゴム製造に使用された溶剤や加硫促進剤の抽出、
抽出残さなどからポリマーや補強剤の確認を進めます。
抽出した試料をもとにデータバンク内の数値と
照らし合わせる流れなのだそうです。

異物解析も同様でサンプリングした試料を用いて
スペクトルグラフから異物内の成分を確認し
判定するということが分かりました。

講師の方曰く、異物解析の7割は目視確認で決まり、
解析の方向性に影響するとのことでした。
そのことから普段の製品と異物混入時の製品と違いを
判断できることが問題発生時に早期解決への近道だと感じました。


以上、引き続き講義は継続いたします。
また次回も記録を記述したいと思います。

宜しくお願い致します。

2022年5月22日日曜日

初級ゴム技術研修会 受講記録#2

お世話になっております。中野製作所スタッフです。


5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を

受講させて頂いております。


本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。

#2では第四回目~第六回目までの講義内容について記述いたします。


第四回目 5月16日受講科目:ゴム配合設計(配合設計のたて方)

第二回・第三回の講義内容を踏まえ、
実業務における目的や用途に応じた
ゴム材料の配合設計のたて方について講義いただきました。

配合剤の組み合わせた際、
組み合わせによって特性の現れ方に違い(例:時間変化曲線等)がある
ということが分かりました。
また、その組み合わせ次第で別の特性にも影響を及ぼすため
配合次第でゴムの良さを引き出すことが出来るということを理解しました。

第五回目 5月18日受講科目:金属とゴムの接着(直接接着)

ゴムの接着で多い金属との接着を自動車用タイヤの事例から講義いただきました。

自動車用タイヤはゴム内部にスチール部材が層となっており
ゴムとの接着はスチール部材の真鍮メッキとゴム内の硫黄を反応させ接着します。
講義ではそのメカニズムとこれまでの研究についてお話頂きました。

どの分野においても異素材の接着は長年の研究と試行錯誤を繰り返し
現在の知見に繋がっているということを学習しました。
まだまだ解析しきれていない点も多いとのことで
最新の情報を収集し業務へ役立てられるようにしていきたいです。


第六回目 5月20日受講科目:ゴムの成形加工

ゴムの練り工程で行われる作業について講義いただきました。

私は実は直接練り工程に携わったことがなく、
書籍や口頭でのイメージでしか触れてきませんでした。
今回の講義で少しでも知識を増やせたので
来月の実習でその知識の確認を行いたいと思います。


以上、引き続き講義は継続いたします。
また次回も記録を記述したいと思います。

宜しくお願い致します。