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2023年12月5日火曜日

ゴムの種類と特徴 ~その3~



こんにちは

中野製作所 スタッフです。

今回はゴムの種類と特徴 第三弾 NBRをご紹介します。


 NBR(ニトリルブタジエンゴム) 硬度40°~100°


耐油性と力学的強度に優れた材料です。

アクリロニトリルの含有量により物性にも変化が出ます。

含有量が増えると、耐油性、摩耗性が向上

引張強さ、硬さが増大

一方で、耐寒性、反発弾性が低下する傾向があります。


耐油性、耐摩耗性、引き裂き強度に比較的優れていることから

Oリング、ガスケット等のシール材、

身近なところでは使い捨ての手袋などにも使われてたりします。

もちろんゴムローラーでも多く使われています。

弊社ではそれらを改良したブレンドを提供しています。


中野製作所では工業用製品を主軸に様々なゴム製品を製造しています。

お客様の製品、環境を考慮して

ゴムの種類や配合をご提案させて頂いております。


より詳しい情報は弊社ホームページをご覧ください。

既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、

ゴム製品に関してのお問い合わせはこちらから宜しくお願い致します。



2023年4月27日木曜日

ゴムの種類と特徴 ~その2~

 こんにちは

最近の気温の変化になかなか体がついていかない。。。

中野製作所スタッフです。


今回はゴムの紹介第二弾 ウレタンをご紹介します。


UR(ウレタンゴム) 硬度30°HS~90°HS


主要なゴム材料の中で、耐摩耗性、引張強度、引裂き

強度の全てにおいて最も優れています。 

 でも耐熱性が・・・ 

と思われたりしましたか❔ ❕

中野製作所では耐熱性を向上したブレンドも提供しています❗❗


より詳しい情報は弊社ホームページをご覧ください。

既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、

ゴム製品に関してのお問い合わせはこちらから宜しくお願い致します。




2023年3月30日木曜日

ゴムの種類と特徴 ~その1~

 

こんにちは

中野製作所スタッフです。


皆さんはゴムといえば何を思い浮かべますか?

身近なもので言うと・・・

パッキン、ゴム栓、手袋等、数え上げたらキリがない💦

一言で『 ゴム 』といっても

摩耗しづらい、グリップ力がいい、摩擦力が高い、とか

ゴム種では、EPDM、シリコン、NBRなどなど・・・

ゴムの種類や特性について何回かに分けてご紹介していこうと思います。

第一回目はEPDMについてです。


EPDM(エチレンプロピレンゴム) 硬度30°~80°

                   ※中野製作所BTOシリーズより

ポリエチレンとポリプロピレンの共重体であるEPDMは

耐候性や耐熱性に優れた材料です。

摩擦係数が高く、ゴムローラーにした際は優れた搬送力を持ち

比重が最も軽い点も魅力の一つです。  

                  

中野製作所では工業用製品を主軸に様々なゴム製品を製造しています。

お客様の製品、環境を考慮して

ゴムの種類や配合をご提案させて頂いております。


より詳しい情報は弊社ホームページをご覧ください。

既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、

ゴム製品に関してのお問い合わせはこちらから宜しくお願い致します。





2023年1月17日火曜日

【中野製作所クイズ ~解答編~】

  お世話になっております。
中野製作所スタッフです。

前回行ったクイズ企画の正解発表を行います。
クイズは二問出題していました。
最後までお付き合いいただいた方は
もれなく中野製作所の一員に!!



それではまず第一問のおさらいから
弊社取り扱い技術のひとつセラミックラバーローラー、
その特徴はどれでしょう?

あ)摩擦係数が長期安定する。

い)摩耗量を低減することができる。

う)セラミック粒子がゴムからこぼれにくい。


どれも魅力的な選択肢ですよね・・・うーん😌



それでは第一問正解の発表です。
正解は あ)、い)、う)の全てです。
これらは弊社のセラミックラバーローラーの特徴となります。


解説

あ)摩擦係数が長期安定する。

セラミック粒子にはゴムローラーの摩擦係数を
維持する効果があります。
弊社の事例では一般的なローラーが10万枚程度で
ミスフィードを発生するような環境でも
セラミックローラーは30万枚を超えても
安定したフィード力を確保していました。
この効果によりセラミックラバーローラーを
採用した機器ではローラーのトラブルが減少し
メンテナンスの手間を軽減することにつながりました。

い)摩耗量を低減することができる。

高精度な搬送が必要とされるユニットや
重送防止ローラー(分離ローラー)などは
ローラーの摩耗によってトラブルが
生じることが多いと言われています。
この問題に対してもセラミック粒子を混ぜることで
摩耗量が少なくなるため性能の安定化や
ライフの延長に貢献します。
ライフが長くなれば当然交換も少なくなるので
セラミックラバーローラーは
エコなローラーと言うこともできます。

また「摩耗しにくくなるという特性を上手く活かすと
今までよりも硬度を落したローラーを使用できる。」
という考え方もあります。

う)セラミック粒子がゴムからこぼれにくい。

弊社が独自に開発した技術、
ゴム成形過程で混合したセラミック粒子と
ゴムが接着状態になるバインディング技術
を用いるとセラミック粒子をゴムにしっかりと
固着させることが出来ます。
実は単にゴムにセラミック粒子を混ぜるだけでは
セラミック粒子がポロポロとこぼれおちてしまい
せっかくの効果が得られません。
ゴムからこぼれなくするには
弊社のバインディング技術がポイントとなります。




つづいて第二問のおさらいです。
次のうちラジカロック技術採用実績があるのはどれでしょう?

あ)スポーツ用品

い)飲食品関連製品

う)医療介護用品


中野製作所はローラーが多いイメージですが
もしかしたらそれ以外も・・・




それでは第二問正解の発表です。
第二問の正解は あ)のスポーツ用品でした。
ランニングシューズの靴底の製造に採用されています。

あ)スポーツ用品
ラジカロックは大手シューズメーカーのランニングシューズの
上位モデルのアウトソール(接地面)として採用されており
その効果の高さから、世界トップレベルのマラソンランナーを始め
多くのアスリートに愛用される製品となりました。

ラジカロックのメリット1 : 軽量化
 ラジカロックにより薄い樹脂フィルムの上に小さなゴム製スタッドを
直に配置できるため軽量化を実現!

ラジカロックのメリット2 : グリップ力と耐摩耗性の向上
 従来のウレタン等のアウトソールに比べてゴムの優れたグリップ力や
耐摩耗性を生かした製品を開発することができるようになりました。

■ スポーツ用品以外の用途にもラジカロックをお勧めします ■ 

い)飲食品関連製品

ラジカロックのメリット3 : 接着剤を使わない人と環境に優しい技術

 ラジカロックは接着剤を使わずに
ゴムとプラスチックの複合材料を製造することができる
人と環境に優しい優れた技術です。
 各種パッキンや輸液ホースのジョイントなどに使用すれば
食品原料が接着剤の成分にさらされる機会を減らすことができます。

ラジカロックのメリット4 : 部品の分解洗浄の手間を軽減
 接着剤を使えない場所では複数部品をネジ等で固定することが多いですが
隙間に汚れがたまりやすく頻回の洗浄が必要になっていました。
ラジカロックなら隙間の無い複合部品を作ることができるので
分解洗浄の手間を軽減することができるようになります。

う)医療介護用品

ラジカロックのメリット5 : 接着剤を使わない人と環境に優しい技術

パッドの固定、グリップの耐久性の向上、可動部のパッキンの長寿命化など
ゴムの優れた物性とラジカロックの結合力を活かして
様々な改良を実現することが可能になると考えられています。

ラジカロックのメリット6 : シリコーンゴムの活用
 医療・介護関連の製品ではシリコーンゴムが多様されますが
シリコーンゴムは接着剤による接着が難しい材料として有名です。
 ラジカロックの技術を活用すればシリコーンゴムでも強固に結合でき
接着剤の有害成分の心配も解消できるため
医療用・介護用各種製品の部品開発への適用が期待されています。


以上、クイズの正解発表でした。
最後までお付き合いいただいた方
ありがとうございました。
今この瞬間から中野製作所の一員です。
おめでとうございます!


今後もクイズ企画を考えていきたいと思っております。
その際はまた最後まで是非ぜひお付き合いくださいませ。



2022年12月15日木曜日

【中野製作所クイズ ~問題編~】

 お世話になっております。
中野製作所スタッフです。

今回はクイズ企画を行います。
クイズはたったの二問、ぜひぜひご参加ください。
クイズに全問お付き合いいただいた方は
中野製作所の一員といっても過言ではないです!!



それでは・・・第一問🎓


弊社取り扱い技術のひとつセラミックラバーローラー、

その特徴はどれでしょう?


あ)摩擦係数が長期安定する。

い)摩耗量を低減することができる。

う)セラミック粒子がゴムからこぼれにくい。


どれも魅力的な選択肢ですよね・・・うーん😌



早いもので最終問題!第二問🎓


次のうちラジカロック技術採用実績があるのはどれでしょう?

あ)スポーツ用品

い)飲食品関連製品

う)医療介護用品


中野製作所はローラーが多いイメージですが
もしかしたらそれ以外も・・・



以上、クイズ終了です!!
お疲れさまでした。
皆さま問題は簡単でしたか?
気になる答えは・・・






次回の記事で発表させてくださいっ!
それではまた次回、宜しくお願いします💨



2022年6月26日日曜日

航空・宇宙機器開発展 来場の御礼

  

お世話になります。中野製作所スタッフです。
6月22日~24日に開催された航空・宇宙機器開発展
弊社ブースへお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
お陰様で好評のうちに閉会することができました。


ダイセルミライズ様ブース内にて共同出展させていただき
ゴム×異素材の複合化技術3種、
「Radicalock」「AKI-LOCK®」「DLAMP®」を用いた
結合3兄弟をテーマに展示いたしました。

開催期間中は多くのお客様にサンプルを直接手に取って
ご覧いただいた貴重な機会となりました。
お立ち寄りいただきありがとうございました。

展示会は閉会してしまいましたが、
展示内容についてまた詳しく知りたい方や
その他既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、
お問い合わせはこちらのフォームまで宜しくお願い致します。

展示会詳細

出展場所:東4ホール 25-24

ブース企業:ダイセルミライズ(株)

共同出展:大成プラス(株)、ダイセルミライズ(株)、タキロンシーアイシビル(株)、(株)日本製鋼所、(株)ファインディバイス、ポリプラエボニック(株) (50音順、敬称略)


以上、宜しくお願い致します。

2022年2月13日日曜日

ゴムを異種材結合する利点


お世話になっております。中野製作所スタッフです。

弊社はゴムを加硫接着剤を用いて金属と接着することに加え、
ゴムを樹脂や金属へ接着剤を使わずに結合する
異種材結合技術も保有しております。
この記事ではゴムを異種材と結合する利点について
その一例をご紹介したいと思います。


ゴム×異種材結合の利点3例

  1. 今で使わなかった部位へゴムの物性を有効活用
  2. 接着剤レスによる作業効率の改善
  3. 製品の一体化・軽量化

1.ゴムの物性を有効活用



何といってもゴムの物性を利用できるようになる点が
ゴムを異種材結合する利点に挙げられます。

ゴム×異種材結合で得られる特性の例をご紹介します。
・基材同士をゴムでつなぐ
→ゴムを起点に曲げられる

・面にゴムを貼り合わせる
→ゴムで滑り止めに

・ゴムを流し込み充填させる
→柔軟性がある膜を張る

・ゴムに厚みを持たせ盛る
→シール性を持たせ防水対策

・ゴムで基材をサンドし挟む
→基材を芯に見立てゴム板へ張りを持たせる

・基材の面に薄くゴムで覆う
→高摩擦耐摩耗のコーティング

ゴムとの異種材結合だからこそ
実現できる特性が見つかるはずです。


2.接着剤レスによる作業効率の改善



ゴムは物性が特徴的な代わりに、
弾性や難接着な特徴等から
金属や樹脂と比べ
2次加工しにくい傾向にあります。

ゴムを異種材結合することで
接着剤を塗布する必要がなく、
小さな部品や複雑な形状でも
安定的に結合することができます。

そのため工程内の作業時間や
組み付けばらつきを抑えることに繋がります。

3.製品の一体化・軽量化



ネジや嵌めあいで固定する場合、
部品点数の増加や余肉が増えてしまう場合があります。

ゴムを異種材と結合する場合、
ネジや余肉が不要となり
その分の形状を最適化することができます。





また、形状最適化することで
組立の手間を減らすだけでなく
除外した部品や余肉の分だけ
軽量化を図ることができます。



いかがでしたか?
代表的な異種材結合の利点をご紹介いたしました。
実際に製品採用に向け検討を進めると
他にも利点を体感いただけると思います。


より詳しい情報は現在開催中の接合技術モダンEXPO'21オンライン
にて公開しております。是非お気軽にご覧ください。

その他既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、
ゴム製品に関してのお問い合わせはこちらまで宜しくお願い致します。


2021年8月31日火曜日

ゴムとプラスチックの違いとは?

普段の生活の中でゴムは欠かせないもので、触れる機会が多いと思います。

それでは今身近にあるゴムは本当にゴムなのでしょうか?

もしかしたらそれはゴムのような性質を持ったプラスチックかも知れません。


ゴムの特徴として弾んだり伸び縮みする特性がありますが、実はプラスチックでも熱可塑性エラストマー(以下、TPE)と呼ばれる弾んだり伸び縮みする特性を持った材料があります。

こうしたTPEはシャープペンシルの滑り止めやスマホケースといったものに広く使用されています。


ではゴムとTPEとの違いは何でしょうか?

それは、熱可塑性か熱硬化性という特性の違いです。熱可塑性はチョコレート、熱硬化性はクッキーのような特性であり、熱を入れると溶けてしまうTPEと逆に硬くなるゴム(熱硬化性)ということになります。

※熱可塑性と熱硬化性について詳しくは後日ご説明いたします。


この違いによって次のような差が出てきます。

ゴムは熱と圧力をかけることで様々な高い物性を発揮する材料です。

この物性を発揮する理由はゴムの架橋(加硫)現象によるものなのですが、詳しくはまた後日ご説明いたします。

しかしその代わりにTPEより重く、溶かして再利用することが難しいという弱点もあります。

製品により優れた物性を持たせたいとご希望の際は、ゴムを一度ご検討頂けると幸いです。



より詳しい情報は弊社ホームページをご覧ください。

既存ゴム製品のトラブルやゴムを利用した新規開発案件など、ゴム製品に関してのお問い合わせはこちらまで宜しくお願い致します。