2022年5月22日日曜日

初級ゴム技術研修会 受講記録#2

お世話になっております。中野製作所スタッフです。


5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を

受講させて頂いております。


本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。

#2では第四回目~第六回目までの講義内容について記述いたします。


第四回目 5月16日受講科目:ゴム配合設計(配合設計のたて方)

第二回・第三回の講義内容を踏まえ、
実業務における目的や用途に応じた
ゴム材料の配合設計のたて方について講義いただきました。

配合剤の組み合わせた際、
組み合わせによって特性の現れ方に違い(例:時間変化曲線等)がある
ということが分かりました。
また、その組み合わせ次第で別の特性にも影響を及ぼすため
配合次第でゴムの良さを引き出すことが出来るということを理解しました。

第五回目 5月18日受講科目:金属とゴムの接着(直接接着)

ゴムの接着で多い金属との接着を自動車用タイヤの事例から講義いただきました。

自動車用タイヤはゴム内部にスチール部材が層となっており
ゴムとの接着はスチール部材の真鍮メッキとゴム内の硫黄を反応させ接着します。
講義ではそのメカニズムとこれまでの研究についてお話頂きました。

どの分野においても異素材の接着は長年の研究と試行錯誤を繰り返し
現在の知見に繋がっているということを学習しました。
まだまだ解析しきれていない点も多いとのことで
最新の情報を収集し業務へ役立てられるようにしていきたいです。


第六回目 5月20日受講科目:ゴムの成形加工

ゴムの練り工程で行われる作業について講義いただきました。

私は実は直接練り工程に携わったことがなく、
書籍や口頭でのイメージでしか触れてきませんでした。
今回の講義で少しでも知識を増やせたので
来月の実習でその知識の確認を行いたいと思います。


以上、引き続き講義は継続いたします。
また次回も記録を記述したいと思います。

宜しくお願い致します。