お世話になっております。中野製作所スタッフです。
5月9日から6月29日より外部機関主催の初級ゴム技術研修会を
受講させて頂いております。
受講させて頂いております。
本コラムにて受講記録を掲載させていただきます。
#5では第十三回目~第十五回目までの講義内容について記述いたします。
#5では第十三回目~第十五回目までの講義内容について記述いたします。
第十三回目 6月6日受講科目:物性試験実習3回目
今週は前回より引き続き物性試験を行いました。
この日は耐油試験とオゾン劣化試験、老化試験の測定を実施しました。
ゴム種ごとに油やオゾン、熱老化といった環境の違いで劣化の仕方が異なり、
劣化したサンプルで硬度や引張試験を行うとその違いが顕著に現れました。
今回行った試験は環境促進試験でしたが、
これがお客様の使用環境下でも徐々に劣化が起きていると考えると
現象を理解することは大変重要であると思いました。
第十四回目 6月8日受講科目:物性試験実習4回目
十三回目から更に二日間環境負荷を追加した際の物性評価と
圧縮永久ひずみ試験を行いました。
より劣化が促進されたゴム
劣化状態が前回同等のゴム
劣化しないゴム
今回初めて劣化状態が確認されたゴム
以上のパターンが見られました。
これまで問題なかったのにある閾値を超えた瞬間
急激に劣化が見られるといった現象も
ゴムでは起こりうるのだと学びました。
第十五回目 6月10日受講科目:物性試験実習5回目
今回は反発弾性試験、摩耗試験、屈曲試験を行いました。
摩耗試験に関して、ウイリアムス摩耗やアクロン摩耗、DIN摩耗試験といった
様々な種類の摩耗試験機を見せて頂きました。
それぞれの削れ量やゴムへの負荷の入り方が全く異なり、
ただ摩耗を見たいだけでなく、現象や目的にあった試験方法の選定が
必要であると体感しました。
以上、引き続き講義は継続いたします。
また次回も記録を記述したいと思います。
宜しくお願い致します。